Q17 麹町中学校 とは①?? ~カンブリア宮殿を見て~ 工藤勇一
学校での当たり前を廃止し、学校改革を率先して行っている東京都千代田区にある学校です!!
9月26日(木)に放送されたカンブリア宮殿を見ました。カンブリア宮殿は、あまりニュースにはならないような人物や企業を取り上げるドキュメンタリー番組です。
今回の放送は、東京都千代田区にある麹町中学校について特集をしたものでした。この学校は、公立中学校でありながらある校長先生によって大きく改革された学校として、現在注目を浴びています。
その改革を主導して行ったのが、工藤勇一さんです。工藤勇一さんは、普通の教員として勤務し、教育委員会などを経て麹町中学校の校長として赴任しました。
工藤さんには、「学校は社会の縮図でなければならない」、「学校が嫌だと思うようならば、学校を変えなければならない」という信念を持ち、教育に不必要だと考えるものをどんどん削減していきました。その中で代表的なものを紹介します。
①宿題廃止
工藤さんは宿題は何の役にも立たないと考えています。例えば、漢字の練習として意味もなく20回書かなければならない宿題があったらどうでしょうか?
これは時間の無駄ですよね。覚えていないのならまだしも覚えているのならなおさら無駄な時間となってしまいます。
1日は24時間しかないので、無駄なことに時間を割かせるようなことはさせないわけです。
メンタリストのDaiGoさんも似たようなことをおっしゃっています。興味のある方は下記の動画をご覧ください。
【衝撃】宿題が無意味であることが科学的に証明されている件【ゆたぼん君は若干正しい】
②定期テスト廃止
定期テストを廃止するとなるとどうやって成績をつけるんだ?と思いますが、定期テストではなく単元テストを実施します。定期テストとは違い、どの教科も決まった時期にテストを行うのではなく、単元のまとめとしてテストを行います。そのため、教科によってテストの実施時期がばらばらになり、生徒の負担軽減となります。
さらに、この単元テストは2回あります。1回目のテストの点数が悪くても2回目のテストで挽回できればその結果が成績に反映されるような仕組みになっています。
2回目のテストは1回目のテストと同じような内容になっているので、頑張り次第でいくらでも改善ができるわけです。
今回は、麹町中学校で行われた改革の中で代表的なものを2つ紹介しました。
宿題も定期テストも今までの学校であれば、当たり前のように実施していましたよね。現在は宿題をあまり出さないという方針の学校が多いとは思いますが、それとは逆に教科ごとに大量の宿題が課される学校もあります。
宿題の悪いところは、分かる分からない、できるできないにかかわらず全員に課されるということです。分かる、できる人にとっては無駄な時間だと思います。その時間を自分のできないことに使えれば、絶対そのほうがいいですよね。
ですから、宿題も自由選択できるようにすればいいと私は考えています。
また、「分からなかったところを分かるようにする」ためには従来の定期テストより、麹町中学校のようなテスト方式は非常に有効だと思います。それは自分でわからなかったところを重点的に勉強することができるからです。無駄が一切ありません。
今回は①宿題廃止、②定期テスト廃止についてまとめましたが、まだまだまとめたりないので、続きは次回の記事にしたいと思います。