Q20 本橋菜子 選手 とは??
日本の女子バスケチーム羽田ヴィッキーズに所属している日本代表選手です!!
本橋選手が大活躍して勝利した試合についてまとめた記事はこちら
本橋菜子選手は、1993年10月10日生まれの今年度26歳になります。埼玉県出身で、高校は東京の明星学園出身です。その後早稲田大学に進学後、羽田ヴィッキーズに所属しています。
学生時代は日本代表とはまったく無縁でしたが、2018年に日本代表に初選出され、代表に定着し、2018年のワールドカップにも出場しました。現日本女子代表監督であるトムホーバス監督によってその才能を見いだされた遅咲きの選手です。
私の記憶では、ワールドカップで解説を務めていた萩原美樹子さんに「こんなにいい選手だとは思わなかった」ということを言われていたような気がします。その後のアジアカップでは4連覇に貢献し、ベスト5と大会MVPにも輝きました。
萩原美樹子さんは、日本ではレジェンド級の選手です。日本人で初めてWNBAでドラフト指名を受け、プレーをしました。WNBAは女性版NBAです。世界中のトップ選手が集まる最強のリーグです。そう考えると、そこでプレーした萩原美紀子さんのすごさがわかるかと思います。
萩原美樹子さんは、本橋選手が早稲田大学に所属していたときのヘッドコーチでした。ですから、本橋選手の大学時代をよく知っていました。大学時代の成績を見てみると、そこそこプレータイムももらっているので大学時代から主力として活躍していた選手だということがわかります。また、全日本大学バスケットボール選手権大会という、いわゆるインカレでも優勝しています。
本橋さんは現在バスケットボール女子日本リーグ(以下WJBL)と言われる女子実業団のトップクラスのチームが集まるリーグに所属しています。男子はプロ化してBリーグとなりましたが、女子はプロ化はせずに1998年から変わらずに実業団チームです。
WJBLでは、ここ11年同じチームが優勝しています。それはJX-ENEOSサンフラワーズというチームです。11年間同じチームが優勝するというのは素晴らしいことではありますが、他のチームは何をやっているんだ?となってしまいます。しかしこれにはある理由があります。それは、世代のNo1の選手がほとんどJX-ENEOSに入社するからです。それも毎年です。いい選手が毎年入ってくるわけですから強いのも当たり前です。
他にはトヨタ自動車アンテロープス、デンソーアイリス、富士通レッドウェーブ、シャンソン化粧品に有名選手が入社することが多いです。
本橋選手が所属している羽田ヴィッキーズはというと、昨年のリーグではレギュラーシーズン8位でギリギリプレーオフに出場こそしましたが、それまでの6年間はプレーオフにも出場できないほど苦しんでいました。そんなチームに加入したのが本橋菜子選手です。このチームに入社したということは、そこまで注目されるような選手ではなかったということです。WJBLでプレーして日本代表に選出されるほど急激に伸びた選手であり、プレーオフに出場できるほどチームが躍進したのも本橋選手の成長があってこそなのだと思います。
今回のアジアカップでは、韓国戦で21得点、準決勝のオーストラリア戦で22得点、決勝戦の中国戦では24得点でした。WJBLのレギュラーシーズン(22試合)では平均15点ほどですから、それよりも上回っています。プレーオフ(1試合)では25得点でした。サンプルが少ないですが、この結果から本橋選手はめっぽう大舞台に強いといえるのではないでしょうか。勝手に勝負強いお祭り女と呼ばせていただこうかと思います。
ここまで本橋選手についてお話してきましたが、本橋選手はバスケットボール選手としては小柄な選手です。なんと164cmです。なぜこんなに小柄な選手がこれだけ得点をとれるのでしょうか。
こちらについては次回書きたいと思います。