日々の疑問をまとめるめる

私が日々の生活の中で疑問に思ったことや調べたことを中心にまとめていきます!他にも自分の好きなものなどについてもまとめていきます!

Q21 本橋菜子 選手の魅力は??

さまざまなシュートバリエーションとアシストや緩急をつけるのがうまいところ!!

女子バスケットボールのイラスト

 

本橋菜子選手についてはこちらの記事をご覧ください。

 

gimonmon.hatenablog.com

 

本橋菜子選手が活躍したFIBAアジアカップ2019についてはこちらの記事をご覧ください。

 

gimonmon.hatenablog.com

 

本橋選手の164cmと小柄です。これは日本のチームにおいても圧倒的に小さい身長です。世界と戦うことを考えると小さいことがチームにとってデメリットとなるのではないかと考えがちですが、まったくそうではありません。もちろん身長が高いほうが有利であることには変わりないですが、その身長差を覆すほどの魅力が本橋選手にはあります。

 

まず、シュートが上手です。野球でいうバッティングと似ているところがあると思います。バッティングは水物と言われるように、シュートも水物です。野球で言えば3割ヒットを打てば優秀なバッターと言われますが、バスケットボールにおいては3ポイントシュートを4割決めればいいシューターと言われます。3ポイントラインの内側のシュートでさえ5割入ればいいほうです。

 

これを前提に、本橋選手のシュート確率を見てみましょう。

決勝の中国戦では3ポイントシュートは2本中1本イン、2ポイントシュートは21本柱10本イン、フリースローは1本中1本インでした。確率はそれぞれ50%と47.6%、100%です。ゲームの最初のほうは中国の高さに苦しめられてブロックなどもされていましたが、徐々に対応してシュートできていました。

準決勝のオーストラリア戦では3ポイントシュートは8本中3本イン、2ポイントシュートは9本柱5本イン、フリースローは3本中3本インでした。確率はそれぞれ37.5%、55.6%、100%です。

 

2試合だけですが、準決勝、決勝ともにシュートが上手といってもいいレベルのシュート確率かと思います。

 

次にアシストが上手です。アシストというのは、シュートにつながるパスです。シュートが決まらないとアシストにならないので味方のシュート力に依存するところもありますが、速攻のパスを出したり、フリーの選手に出したり、調子のいい選手を見極めてパスを出したりすることでアシスト数を増やすことができます。本橋選手はPG(ポイントガード)というポジションです。このポジションは「コート上の監督」と言われるほど重要なポジションで、ゲームをコントロールすることが求められます。ゲームをコントロールすることで、自分たちに有利な展開に持っていくことができればこっちのものです。

 

本橋選手は、オーストラリア戦では6本、中国戦では8本とともにチームトップのアシスト数を記録しています。もちろんチームで生み出したアシストパスではありますが、本橋選手のパスから直接10点以上が生み出されているのはとても素晴らしいことだと思います。

 

本橋選手の得意なプレーにスクリーンを使ったピック&ロールというプレーがあります。これは、ボールをもっている選手に壁の役割となるスクリーンをセットし、そのスクリーンをつかってディフェンスとのズレを作り出すプレーです。言葉だけだとわかりずらいのでこちらの動画をご覧ください。


現代バスケットの基本チームプレイ ピック&ロール 【バスケの勉強】

 

ピック&ロールは簡単そうに見えますが、奥が深いプレーです。また、的確な状況判断が即座に求められます。このプレーによって自分がフリーになればシュート、ゴールに飛び込んでいく見方がフリーになればパスという状況判断です。本橋選手はこの状況判断に優れたプレーヤーであり、ピック&ロールによって自分の得点とアシストを増やしています。

 

これらのプレーに緩急を織り交ぜてきます。止まったところから急にスピードを上げたり、スピードがあるところから急にストップしたりなど敵の予測をうまくかわしている印象です。

 

本橋選手はPGですが、従来のPGはあまり得点を求められることはありませんでした。しかし、最近のNBAでは得点がとれるPGが主流となっています。ステフィンカリー、カイリーアービング、ケンバウォーカーなどが有名かと思います。この三選手は日本にも来日してイベントを開催しました。この選手たちと同じように本橋選手には得点力があるということが最大の魅力です。

 

今回は本橋菜子選手の魅力について書きました。ぜひ来年のオリンピックでも素晴らしい成績を残してほしいと思います。